漢方は多汗症に効果があるか?

漢方は東洋医学により処方される薬です。さまざまな漢方を組み合わせ、患者さんの状態にあったものが提供されます。そもそも漢方は西洋医学的な発想ではなく、体の中の異常を漢方の力で正常な状態に戻そうというものです。体の中の治癒力などを引き出すわけです。

 

多汗症は精神的な理由からと交感神経の異常から起こる病気です。いずれにしろ体のバランスが崩れてしまっているわけですので、そういう面から考えると漢方も多汗症に効果があるのではないかと考えられます。

 

ただし、多汗症の理由は人それぞれです。精神的な理由など微妙な問題も含んでいます。漢方で多汗症を治療するというのであれば、正しい知識で処方してもらう必要もあるようです。

多汗症によくつかわれる漢方

多汗症治療に使われる漢方としては次のようなものがあります。

 

  • 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
  • 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

 

いずれも汗を抑える働きがあり、多汗症に効果的だと言われています。ただし、汗をかく場所や量などにより、どの薬を服用するべきかは異なってくるので漢方を処方してくれるところで相談のうえ、購入するべきでしょう。